XANAVI NISMO GT-R
(TAMIYA 1/24)


 モデルカーズ155号の「今月の1台」の為に製作。このキットも最近のタミヤの販売スタイル、同時に発売される純正の専用エッチングパーツを使用しました。
 ここ数年、GT選手権の出場車の中には運転席の温度を下げるため、屋根をピカピカのメタリックにして太陽光を反射させるスタイルを採っているクルマがみられます。キットでもその表現に苦労するところで、以前私が製作したレイブリックNSXではその再現にメタリックのデカールを採用しておりましたが、なかなか扱いにくいモノでございました。
 そこでこのGT-Rでは、その部分をまるっとメッキパーツにするスタイルに進化してまいりました。精度の高いパーツをCADで設計しているが故に可能なスタイルでございます。
 キットはエンジンレスでパーツもそれほど多くなく、精度もばっちしですのでボディカウルやディフューザーの端部を薄々攻撃するだけでこの仕上がりでございます。
 デカールもカルトグラフ製で下が透けることもなく、何もストレスを感じることもありません。また、塗装は前部の赤と後部のメタリックブラックの塗り分けが必要ですが、その境にデカールを挟むこととなりますので、デカールのメタリックブラックと合わせるのに注意が必要です。
 あと、メッキパーツのメッキがどうしても弱いのであまり触らないようにする方が良いでしょう。それ以外にはガンガン作ることができますので、まさにタミヤクオリティの真骨頂なキットを皆さんも是非体験してください。