Mini-pickup
(TVC-15 1/24 modify)


 模型日記にも書きましたとおり、これは1994年にモデルアートのミニ特集で発売されることを知り通信販売で買ったガレージキットです。キットの構成はいちおうフルキットなのですが、パーツの形状(ホイールとタイヤが一体形成...)や成形状態(気泡だらけ)でこれは(当時の)自分の技術力では組み上げるのは無理だと思い、親方に依頼を受けるまでずっと封印していたものです。
 製作に関しては時間も限られており、下地作りに多くの時間を裂かれるのはいやだったので、思いきってボディを切断し前半分をタミヤのミニクーパーをしたわけですが、その分エンジン周りに力が入ってしまったのでトータルの製作時間はどっこいどっこいかもしれません。
 ともかく雰囲気としては「商用車」ということを心掛けて、エンジンをSUシングルキャブ、マスターシリンダーも無しにしてやる気満々のクーパーモデルとの違いを再現したり、モールの類いも付けない(メタルック等を貼らない)ことで意識的にシンプルになるよう組み立てました。
 ただし、センターメーターについては、実車は黒地に白文字(つまりサルーンモデルのメーター)らしいのですが、シンプルな1つメーターならオースチン・セブン等に用いられたサーキュラー・インスツルメント・クラスターの方がいいなと思い、それを再現しました。ほんとはリアのサブフレームのグリスアップポイントのカバーも無い方がいいかなとも思いましたが、サブフレームに手をかけてるときりが無いのであきらめました。今後時間があれば荷台の幌も作ってやりたいな。
 塗装はイギリス車にはなんとなくありそうな少しグレーを含んだ黄緑色に。こういうくすんだ色ってイギリス車って似合いますよね