NISSAN SKYLINE GT-R(KPGC10)
(FUJIMI 1/24)


 そんなわけで、なんとか完成したハコスカです。
 フジミのボディにタミヤのシャシーをあわせて、エンジン付きのモデルとして完成させましたが、現状で最良のハコスカの模型を作るとすればベストな組み合わせなのではないでしょうか?しかし、同じクルマを題材にして、昔の事ならいざしらず、比較的最近の製品でこれだけ寸法が違うというのは、いいことなのか悪い事なのか、少なくともAFVの世界では考えられないのではと思いますが。しかもクルマの模型に関してはイメージが優先という傾向は洋の東西を問いませんからねえ。
 製作に関しては、編集部からも改修のポイントを示していただいたので、あまりイメージを掴んでいなかった私にはありがたかったです。サーフィンラインの修正には緩やかに盛り上がっているのか、きっちり折り目をつけて盛り上がっているのか判断に苦労しましたが、有名処のクルマだけあって、ネットに専門ショップやプライベートでレストア途中の様子を掲げられている画像が色々見られましたので多いに参考になりました。画像を見せていただいたサイトを作られた皆様にはこの場を借りて御礼申し上げます。
 エンジンルームに関しては、キャブに繋がるスロットルのリンケージまで再現してみたのは初めてなので色々苦労いたしました。この点は同じ誌面に載ったケンメリを製作したダッズさんの方がずっとうまいので製作の際はそっちを参考にした方がよかですね。なお、エンジンルームの左フェンダーのところに付く型式プレートは黒の部分を自作デカールで作成し、プレートの寸法に切り出したメタルックの上に貼る事で再現しました。
 塗装に関しては、よく見るガンメタル系の色としましたが、メタリック系の塗装は下地の影響がもろに出ますので、サフェーサーを吹いた時点から注意しながら作業しましたが、後から見ると結構乱れている部分もあってちょっと残念です。