FIAT500
(FUJIMI 1/24)


 モデルカーズ第160号の巻頭特集の為に製作した、タミヤのFIAT500Fと並べたくて、製品が発売されたと同時にお店で買いました。
 製作に当たっては、特に大きな改造点はありません。アンテナを洋白線とプラ板で作り直した程度です。
 ただし、このキットのボディパーツが、そもそも中途半端なグレード再現なのです。モールド的にはグラスルーフ装着の上級グレード「ラウンジ」の再現ですが、その部分が透明パーツではないので、見た目はグレード「ポップ」の再現ともとれるのです。となると、サイドモール有無が問題となってくるわけで、この辺りの突き詰めが中途半端なところがフジミらしいと言えばそうなんですが。
 タイヤをこのキットの為に作り起こさず、以前から使われているもの(旧日東のゴルフ1の頃)のため、今回はホイールのパーツの形状に工夫が施されていますが、やっぱり違和感がありますです。また、最近のフジミのキットに見られる、ディスクブレーキにブレーキパッドを挟む構成をこのキットも採用したためか、素直に組むとタイヤがボディからはみ出す傾向になるので、予めパーツの摺り合わせが必要です
 なお、窓の内側を黒く枠取りするための型紙が付いているのですが、シールではなく「型紙」ですので、私はその紙をスキャンしてシールの台紙に印刷したものを切り出して使用しました。