HONDA CITY-TURBO
(TAMIYA 1/24)


 これは、7月に「4輪+2輪=6輪生活」というテーマでCG-CLUBのイベントがあり、そこで模型を展示することとなり、テーマに沿った模型ということでこのクルマのことを思い出し、ちょっと前に再販されていたキットを引っ張り出して完成させたものです。(とか言ったものの結局イベントには間に合いませんでしたが...)
 実車が登場したときは私はまだ中学生でしたが、マッドネスの出演したスタイリシュなCMやクルマのトランクに小さなバイクが入るという遊び感覚あふれるデザインには免許など持っていないガキの私も欲しいと思わせるクルマでした。
 そして大学生になって免許を持つようになると、友人の何人かが中古のシティを所有し、何度か運転させてもらいましたが、タイムラグのあるドッカンターボとか色々楽しませてくれたクルマでした。
 キットは実車が発売された頃と同時期に発売されたもので、最近のモノとは違いモーターで走らせることもできるようになっています。それでも電池ボックスやモーターの入る場所が室内に張り出さないよう設計されているところが流石タミヤといったところでしょうか。
 今回の製作に関しては、古いキットを最新のキットの隣に並べてもそれなりに観られるようにすることを目標といたしました。まあ、それでもタミヤのキットですのでそれぼどどたばたするこもありませんでしたが。
 生産を重ねきている為か、結構パーティングラインが目立つ処がありましたので、修正には一部瞬間接着剤と硬化剤を用いました。また、リアランプとボディとの合いがあまりよくなかったのでプラ板で調整しました。そして、フロントやサイドのウィンカーや補助灯がボディと一体に成型されているので、型想いを押し付けて型を取り、透明のプラリペアでレンズをクリアパーツ化しました。
 室内はフロントシートのヘッドレストの成型がだらしなかったので、やすりで面を出すように整形し、リアシートは厚さが足りないので1ミリプラ板を重ねて厚みを増しました。そして、前後のワイパーはモデラーズのエッチングパーツに置き換え、ドアやフィラーリッドの鍵穴はアルミパイプで再現しました。
 塗装はモンザレッドを瓶からそのままで、バンパーやサイドモールの凹部に走る赤いラインは赤色のデカールの細切りで再現しました。

(追記)
 最初シティターボが完成したときにはまだ2輪の方のモトコンポは完成させていなかったのですが、秋の展示会シーズンに間に合わせてそちらも完成させました。
 こちらも初代シティのキットが発売された時にはどのメーカーも付属品として必ずといっていい程ついていましたね。タミヤのモトコンポは他のメーカーのそれに比べると幾分パーツ数が少なく、灯火類も透明パーツでなかったりするのですが、雰囲気はばっちりです。
 製作に関しては、左右分割されたボディパーツを一旦シートの部分を切り離し、お互いを整形、塗装してから再接合することとし、省略されているブレーキレバーやケーブルをプラ板やモデラーズのプラグコードで追加しました。
 おかげさまで展示会では結構好評で、見ていただいた人には喜んでいただけました。(多謝)
 やはり、この2つは並べて飾らないとあきませんな。このサイズの公道を走らせる事のできるバイクというのは今は製造されていないのですかね。聞けばモトコンポは今も結構高値で取り引きされているというので、需要はあるような気がしますが。