NISSAN CHERRY VANETTE
(NITTO 1/24)


2010年6月発売のモデルカーズ172号の巻頭特集「レジャーバニング・ワンボックス!」に使用するために制作。今は亡きメーカー、日東の技術力がフルに詰まったキット。
当時のワンボックスはシートアレンジが売りのモノが多く、このチェリーバネットも中席と後席が対面式になりテーブルも据えられるという「動く応接室」的な機能がついておりまして、(後席もシートベルトが義務付けされる現在ではあってはいけない機能)日東のこのキットはその動きを再現し、なおかつサイドドア、リアゲート、サンルーフが可動、ディスプレイとモーター走行は選択式、麦球によるヘッドライト点灯可、と何ともまあ恐ろしかキットなんです。
制作にあたり編集部から届いたキットはどなたかが作りかけのものらしく、塗装はされていないものの足回りは組んであり、室内のパーツもシートは組みあがり、ボディは何箇所か割れているという状態でした。このため、まずは組みかけてあったパーツをばらし その後ボディの歪み等を修正しつつ割れた部分を補修し、改めて組んでいくとにしました。
再び組み上げるにあたっては、シートの可動部につきましては、全て軸を打ち直し場所によってはコトブキヤとかウェーブから発売されているポリキャップを用いて、確実な可動ができますよう調整いたしました、リアゲートはアルミパイプと洋伯線を用いたダンパーを自作し動きを確実なものにしました。ボディの塗装はMr.カラーのシルバー。デカールが固くてボディになじませるのに一苦労しました。