CORVETTE INDY
(REVELL 1/25)


 このコルベット・インディは1986年にデトロイトショーで発表された、次世代(1990年代ね)に実現するであろう技術(アクティブ・サスペンション、後部ビュー・カメラ等)を提示するために作られたコンセプトカーです。 このクルマの開発にはあのロータスが関わっており、走行テスト用と展示用の2台が製作されました。エンジンはイルモア製V8ツインターボが横置きミッドシップに据えられ、4輪全てが駆動輪でした。
 キットは実車とほぼ同時期に発売されたものです。プロポーションは素晴らしく、総パーツ数は決して多くはないのですが、エンジンも細部まで再現され雰囲気もばっちりです。そして完成後もエンジンフードは脱着可能です。
 今回の製作にあたってはほぼ無改造ですが、パーツにはひけやバリが結構ありますので、1つ1つのパーツを丁寧に整形してフィッテングをしていくことが必須です。またウィンドウパーツが大きいのに接着面が小さいので、あとでぽろっと取れないよう、しっかり固定することに注意を払いました。また、シャシーとボディが最終的には接着で固定するところを、それぞれに引っかけを設けることで、完成後も外れるようにしました。
 塗装については、プラに顔料が入っていて、塗装に染め上がりが生じるものであったことから下地にはシルバーを混ぜたサフェーサーを吹き付けました。そして、ホワイトを塗装後自分で調色したワインレッドを吹き、ホビーショップGTのオートクリアーを吹いた後に研ぎ出すという私には定番のやり方で仕上げました。ところが、この頃の外国製キットの常として、デカールの質がとても悪く、クリアーを吹いているとそこらじゅうが浮いてきて往生しました。(結局自作デカールを作ってやり直しました)
 キット発売当時に模型誌で掲載されていた作例がとても印象的だったので、いつかは私もと思っていたところ、数年前にキットを知り合いから譲ってもらい、ようやく完成させることができました。皆様にはどのように見えますでしょうか?