AUDI R10
(GERMAN REVELL 1/24)


 2007年5月のホビーショーで見て、是非作ってみたいと思っていたルマン優勝車のキットですが、そんなわけでほぼ2週間で仕上げました。
 編集部から送られてきたキットはテストショットで、説明書はなし、デカールも他社のものということで、手探りで組み立てたものなのですが、おそらく答えはあっているのではないかと。なお、今回の完成品ではタイヤのロゴが貼ってありませんが、店頭に並ばれているキットにはちゃんと付いている筈です、念の為。
 全体的にだるい形状のパーツをプラ板やパテ、ヤスリを使ってしゃきっとさせていくのは個人的には嫌いではなく、むしろ腕の見せ所なのですけれども、〆切がせまってくるとそうもいえないのが辛いところです。
 しかも、仮組みの時には気付きませんでしたが、各パーツをシャシー側に取り付けていく段になって、全体的に歪んでいるのに気付いたのでもう修正は不可能でした。(真正面や真後ろの画像が見てられない)これもテストショット故と思いたいのですが、果たしてどうなのでしょうか?
 メーカー側のセキュリティ故か、単にメーカーがさぼったのか、足回りやエンジン部の省略が(カウルが外れるにもかかわらず)目立ちます。特にリアサスに「バネ」が無いのは潔いのかどうなのか...時間や腕のある方は是非、再現を試みるべきだと思います。
 塗り分けは塗装で行いましたが、プロトタイプカー故の凹凸が多く、マスキングには苦労しました。なお、バックミラーとフィラーキャップにはメッキシルバーを用い、ボディ色のシルバーとの違いを出しました。