FAB-1
(IMAI 1/32)

 なんか、久し振りにプライベートで完成したモノですね。これを作っている間にイマイが倒産、アオシマが金型を引き継いで再版と、とんでもないことになってしまいました。このキットが発売された当時は、イマイさんは、サンダーバード等のメカを新金型で色々リニューアルしておりましたが、このキットは旧キットの改修ということで、少し消化不良な面があります。
 それを踏まえて、主な改造点として、ボンネットの傾きの角度修正、車体後部の延長、車輪のトレッドの拡大、モールドの追加等、色々と手を加えさせていただきました。一応目標としては、同スケールの普通のクルマのキットと並べて見劣りがしない、というのを目標としてみましたが、いかがでしょうか。
 これを作り始めた頃は、どうしてもグリルの大型化、バンパーの整形等、メッキパーツの改造が必要だなと思っていた為、その処理をどうしようと悩んでおりました。そんな時に、「おきらく模型館」のさかもっちゃんがメッキモールの再現にアルクラッド2という塗料を用いていて、その光沢が素晴らしいものでした。そこで私も早速試したところ、誠に良い雰囲気でした。ゆえに完成までこぎつけたわけで、その点では正にさかもっちゃんのお陰といっても過言ではありません。
 製作の資料としては、ボックスアートの写真と昔のクルマ模型誌「エムズガレージ」の記事の中の実車の写真を参考としましたが、各スケールで所々形状が変わっているので、キットの形状修正については「イイとこ取り」をさせていただきました。