HONDA CIVIC VELSIDE
(REVELL MONOGRAM 1/25 modify)

 このクルマは、モデルカーズでの町工場の連載の為に、日本とアメリカのキットの作り比べをしてみようということで、その候補ということでフジミのキットと同時に購入したものです。結果として比較するのはタミヤとAMT/ERTLのトヨタ・スープラとさせていただきました。(箱は誌面に載せましたが)
 なぜこれらのキットを採用しなかったかといいますと、このレベル・モノグラムのキットが恐ろしく充実してるのに対して、フジミのキットがあまりにあっさりしていることから、3回分の記事で比較していくのが難しいのではという判断でした。
 このキットはアメリカでいわゆるスポコンが流行っていることから製品されたもので、ノーマルとチューニングバージョンと2種類作ることができ、ホイールも3種類用意されていて、エンジンも再現されているという誠に贅沢なキットでございます。もともと実車には興味はなかったのですが、キットには製作意欲がそそられました。この辺りを国内メーカーさんも見習ってほしいです。(やはりモノグラムはすげえぜ)
 そのキットを製作するにあたり、たまたまネットでイギリスのガレージキットメーカーSCALE AUTO STYLEの改造パーツの存在を知り、ヴェルサイドのエアロパーツをゲットして改造させていただきました。というわけで、アメリカ製の日本のクルマのキットをイギリスのパーツで改造するという、まさにワールドワイドなコラボレーションでございます。(大袈裟な)
 キットを組むにあたっては、若干国産キットと勝手の違うところもありますが、特に難しいところはありませんでした。室内のディテールもとても立体感があり、素晴らしいものです。ライトの反射鏡の部分にメッキパーツが奢られているのもすごく嬉しいです。また、SCALE AUTO STYLEのパーツはボディへのフィットも良く、特にストレスなく組むことが出来ました。但し、シャシーとボディとの組み付けは珍しくネジで固定するものなのですが、バンパーを組んでからの取り外しが難しいのでシャシー側の受けの部分に切り欠けを設けて前方に引き出せるように加工しました。また、ディスクブレーキはフジミのキットに用いたxstuningの余りのパーツを用いました。
 少し残念な点は、ホイールが数種類あるのですが、タイヤがハイトの低いものしかなく、ノーマルに仕上げても足周りがやんちゃに見えてしまうことと、マフラーやドアミラーにノーマル用が入っていないことでしょうか。
 塗装はMr.カラーの銀に白を加えてアルミシルバーっぽく。サイドにはヴェルサイドのロゴを入れたかったのですが鮮明な写真を見つけられなかったのでオミットしました。あと、ヘッドライトのグラスに貼る目付きを悪くするまぶたのようなシールを作るのを忘れていますね。