BATMOBILE'89
from "BATMAN"
(BANDAI 1/35)


 アオシマのバットモービルを作っている時に、同じバットモービルが1/35でバンダイから発売とのことで、これも引き続き作ってみました。
 ビギンズ版のバットモービルに続いてのキット化ですが、前作がかなり実物に忠実(だと思うのですが)なのに対して、こちらの方はかなりイメージを加えたフォルムになっております。アオシマのキットとAMT/ERTLともそれぞれが異なっていて面白いですね。バンダイのキットは「バットマン・リターンズ」でボディサイドを切り離してバットミサイルに変型した事を反映してか、キャノピーが細めにデザインされています。またあまり有機的なラインを採用せず、他の2つよりは直線的なラインでフォルムが描かれています。
 キットはガンプラで培われた技術が盛り込まれていて、このスケールでキャノピーとエンジンの引き出しが可能というギミックを持っています。また、過去のキットでも内臓式の機関銃のパーツはありましたが、バンダイのそれはモールドが素晴らしく、弾丸のパーツも用意されていて完成後も差し換え可能なことから今回はきちんと製作いたしました。
 製作に関してはこれまた素組なのですが、キャノピー周りのパーツの擦り合わせには若干時間を要しました。また、モールドが繊細で塗装で消えてしまいそうなので、Pカッターで深く彫っておきました。あとはボディサイドの配管のパーツB24と25が成形上二股に別れた部分が抜けていなかったので、カッターとやすりで注意深く加工しました。
 組み立てに関しては、インストではパーツA6は運転室のパーツと組んでからボディに取り付けることとなっていますが、私はパーツA6を加工してボディパーツに接着して組んでいきました。そして運転室後方の小窓のパーツD6もボディ塗装後に組めるように左右2つに分割しました。
 塗装はインストの指示より暗めの色を全体に吹いた後、角にそれより明るめの色を少しづつ吹き付けました。エンジンや配管の部分はスーパーファインシルバーを吹いた後クリアパープルやクリアブルーをちょっとだけ吹いて最後にスモークグレーで落ち着かせました。また、ホイールも黒鉄色+クリアカラーによるグラデーションです。機関銃は艶消し黒をふ吹いた後、メタリックグレーでドライブラシをかけました。
 あと、今のところ「バットマン・フォーエバー」版のバットモービルが発売されています。これもいつか組み立てていきたいと思っています。