BATMOBILE'89
from "BATMAN"
(AOSHIMA 1/32)



 バンダイのビギンズ版バットモービルが完成すると、やはり他のバットモービルと一緒に並べてみたくなるのはモデラーの性のようなもので、それならと似たようなスケールで1989年にティム・バートンが監督した映画「バットマン」のバットモービルなら公開当時に発売されていたアオシマのキットがあったことを思い出し、早速ネットオークションでゲットしてみました。
 キットは少ないパーツ数ですが、コクピット内も再現されていてスケールキットとしてもなかなかのものです。シャシーのパーツをみると電池ボックスやモーターのマウントが成形されていることから、モーターライズ版もあったのかの思いますが、あまり記憶はありませんです。
 主な改造としましては、フロントスポイラーの成形のだらしないところをプラ板を貼り付けてからやすりで整形して、タイヤのトレッドが狭いと思ったのでプラ板で軸受けやステアリングのパーツを延長して拡げて、ついでに車高も2ミリほど落としました。さらにコクピット直後の丸窓を開口して、フューエルキャップのモールドを落として、後で
1/43のパーツをはめるために開口しました。
 塗装につきましては、'89年当時の模型誌でやられていた塗装法を前々からやってみたかったので、ついにやってみました。 まずは ボディのエッジの部分を中心に Mr.カラーのスーパーファインシルバーを吹きまして 次にその上にクリアーパープルを吹き付けます。 そして 今度は逆にエッジの部分を残すように 黒を吹きつけました。さらにこのままでは全体に赤っぽいので、クリアーブルーやクリアグリーンを軽く吹き付けて調子を整えました。これでエッジに紫の筋がうっすら残るような感じにしたかったのですが、いかがでしょうか?
 キットはちゃんとメッキパーツも奢られておりましたが、結局メッキを落として、それらのパーツに ファインシルバーを吹き付け、 その上に クリアーイエロー、クリアブルー、スモークグレーを 少しづつ吹いて、金属の焼きの表現をしていきます。 この辺り、私のセンスのなさが露呈してしまうところですね。
 ちなみにこのキットを作っている途中に、これと同じバットモービルが1/35でバンダイから発売とのアナウンスがありまして、かなりびっくりしたところでございます。(それも買っちゃいました...)